20代女性は転職で有利?転職のポイントと転職のリアルを事例を交えて徹底解説|第二新卒

女性転職

「このままここで働き続けていいのかな…」
「結婚・出産したいけど、今の環境で両立って難しいかも…」

20代女性のシゴトに関する悩みって本当に絶えませんよね。徐々に結婚・出産する友人も出てきたり、あるいは今あなた自身がそういったライフイベントを迎えているかもしれません。

自身を取り巻く環境が変わり、価値観や考えが変化すれば、仕事に対して求めるものも変わってくるのが自然です。少しでも今の仕事に疑問を持ち始めたら、転職活動も視野に入れてみるのはいかがでしょうか。実際に転職する・しないは別にして、他にどんな選択肢があるのか、本当はどういった環境を望んでいるのか、整理するきっかけを与えてくれるのが転職活動だからです。

この記事では、20代女性特有のお悩みや、綺麗ごとだけではない転職事情のリアルをお伝えしたく、20代で転職活動を経験された女性へのインタビューも行いました。

彼女たちの経験談を交えながら、具体的な転職活動のポイントも解説しますので、本記事を読み終える頃には転職についての理解がより深まるでしょう。

ぜひ最後までお読みいただき、後悔が残らない20代をお過ごし頂けたら幸いです。

3人に1人が転職を経験する時代

20代における転職率は30%と言われています。これは、20代の3人に1人が転職している計算です。また、「第ニ新卒」と呼ばれる、新卒で入手したものの、何だか合わなくて数年で転職するといったケースもあります。もはや「石の上にも三年」といった時代ではなくなっているのです。

20~50代男女を対象に行った転職動向調査(2021年)によれば、転職理由としてもっとも多いのが「仕事内容への不満」。20代女性の場合、これに続いて多かったのが、「休日や残業時間などの待遇への不満」でした。

ちなみに全体では、「仕事内容への不満」と並んで多かったのが「給与の低さ」。個人差はあるものの、20代女性全体の傾向として「休日がしっかりとれること」「残業時間が少ないこと」が重要視されていることが分かります。

20代女性は転職市場で有利

20代女性は転職市場において有利です。その理由は、「第ニ新卒」が人気なのにも見て取れるとおり、「若くて、かつある程度の社会人経験のある人材が欲しい」といった企業が多いため。

また最近では、「男性よりも女性のほうがメンタルが強くて根性がある」と考える採用者も多く、女性を積極採用する企業も多いのだとか。職種別では、コミュニケーションの高さや細かな気遣いが求められる事務職や営業職において、特に女性の人気が高いようです。

ただし、「20代女性」と言っても、20代前半なのか後半なのかによって、少し状況が異なります。

20代前半…ポテンシャルや柔軟性を重視。未経験業種への転職もしやすい。
20代後半…ポテンシャルや柔軟性に加えて、職歴や実務経験が問われる。異業種への転職難易度は20代前半と比べて高め。

30代に近づくにつれて、即戦力となる人材が求められるため、これまでの経験や実績をアピールできることが重要になってきます。更に詳しく、年齢別でみていきましょう。

年齢別でみる!20代女性の転職事情

キャリアチェンジがしやすい!23~24歳:未経験求人の割合が34%と、他の年齢と比べて未経験業種への挑戦がしやすいです。「三年は一社で働かないと不利にならない」といった懸念は当てはまらず、第ニ新卒として扱われます。

キャリアチェンジもキャリアアップも!25~26歳:23~24歳と比較すると未経験求人の割合が少し下がるものの、まだまだキャリアチェンジもしやすい年齢。一方で、20代前半で培った業務経験を生かしてキャリアアップも良いでしょう。また、社会人としての基礎能力があり、なおかつ伸びしろの多い年齢として、企業からも人気があります。

採用ニーズが最多!27~28歳:転職市場で最もニーズがある年齢。一方で、20代前半のときの転職と比較すると、キャリアチェンジよりもキャリアアップを目指した転職が多くなります。キャリアチェンジを希望する場合は、今の仕事で生かせそうな部分はないかを整理し、「この部分であれば貢献できる」といったアピールポイントを用意しておくとGOOD。

即戦力として期待!29歳:20代とはいえども、即戦力として期待されます。マネジメントスキルなども見られるかもしれません。29歳になるとキャリアチェンジのハードルは上がりますが、希望する場合には、今の仕事で生かせそうな部分はないかを整理し、貢献できる点をアピールすることが大切です。

上記のとおり、「20代」とひとくくりに言っても、それぞれ年齢に応じて状況が変わり、企業から求められるものも異なります。自身の年齢に応じた対策を練って、万全な体制で転職に挑みたいですね。では続いて、転職時に押さえておきたいポイント3つを紹介します。

転職活動時に押さえておきたいポイント3つ

転職活動で大切なポイントは3つです。

転職時のポイント3つ①「なぜ転職したいのか」を明確にしよう!
②情報収集を行い、適切な判断ができる環境を用意しよう!
③転職活動のタイミングを見極めよう!

以下、それぞれ説明します。

①「なぜ転職したいのか」を明確にしよう!

今の仕事・業務のどこに不満や物足りなさを感じるのか、転職によって解決したいことなどを明確にしましょう。「給与の低さ」に不満があるならば、転職の条件として「給与アップ」、「残業の多さ」に悩んでいるならば「みなし残業がないこと」など、転職先に求めるものが明確になります。

「人間関係の不満」を理由に挙げる方も多いですが、これだけでは転職によってどう改善できるのかが不明瞭です。

例えば、「ノルマが厳しく殺伐とした雰囲気が嫌」なのであれば、ノルマのない事務職を視野に入れたり、「やる気のない同僚が不満」なのであれば、同じ業界・業種でもより名の知れたところへステップアップを図ることでよりレベルの高い環境を得る、といったこともできます。

もちろん、力不足を痛感することもあるかもしれませんが、それも気づきの一つとして、今後の戦略を練ることができます。

転職成功者(女性)
転職成功者(女性)
入社した会社はいわゆる伝統的な日系企業で、当番制で掃除・朝礼や、女性限定でお茶当番もあり、小さい会社だったこともあって人間関係にも息苦しさを感じていました。

また、先輩方の話を聞く中で、今後長く働いてもあまり給与アップが望めないと分かり、転職を決意。①風通しのよいカルチャー、②給与アップ、を条件に、転職エージェントの力を借りながら転職活動を進めました。

複数のエージェントに登録していましたが、結果的に最も相性の良かった大手転職エージェントR社の担当者から勧められた外資系企業を受けて、合格。風通しのよい職場で給与もアップし、条件を全て満たしたところへと転職することができました。

転職成功者(女性)
転職成功者(女性)
一度転職を経験しており、当時は満足いく結果だったのですが、徐々に「もっとステップアップしたい」との欲求が芽生える様に。職場環境は悪くなかったものの、やる気のない同僚を見て、「もっとレベルの高い人達と一緒に働きたい」と思うようになりました。また、28歳になっていたのもあり、福利厚生の良さも重視。

転職の条件として、①よりハイスペックな人が集まる環境、②福利厚生が充実していること、を重視しながら転職活動を進めた結果、自分の中でこれ以上ないと思えるほど希望通りの転職先を見つけることができました。

なお、1回目の時も今回も複数の転職エージェントに登録していましたが、既に転職経験があって勝手が分かったこともあり、最終的には企業と直接やり取りができて効率的に転職活動を進められるB社に限定して進めました。

理想通りの転職が出来た理由として、「(転職によって)ここを改善したい」が明確であったこと、また「(前職の経験を踏まえた)自身の強みを生かせそうな場所」を中心に進めたことが功をなしたのかなと思います。

②情報収集を行い、適切な判断ができる環境を用意しよう!

就活同様、転職活動においても信頼できる情報の収集は非常に大切です。特に初心者であれば、複数の転職エージェントに登録するなどして幅広く情報を収集することをおすすめします。

続く「転職失敗者の声」のところでも紹介しますが、稀に転職させたいがために事実と異なることをいうようなエージェントも、一定数存在します。誤った情報に踊らされないためにも、複数のエージェントから話を聞き、情報の真偽、良し悪しを見極められる環境を用意することがポイントです。

転職失敗者(女性)
転職失敗者(女性)
大手の転職エージェントのR社と、あるイベントで知り合った個人でやっている転職エージェントの方から情報をもらいながら進めました。今振り返れば、R社からはかなり良い案件ももらっていたのですが、最終的には「せっかく知り合いが勧めてくれているから」との理由で、深く調べずに転職を決意

しかし入ってみると、事前に聞いていた話と実態が全く異なっており、更に上司にも問題があったため、社長へ直談判をしたところ、逆に自身が退職を迫られ、結果的に入社3か月後に辞職することとなりました。

転職失敗者(女性)
転職失敗者(女性)
個人でやっている転職サービスを受けつつ、他にも外資に強い転職エージェントのD社とRW社に登録していました。あとからRW社があまり評判良くないことを知ったのですが、RW社はとにかく対応が早く押しも強かったため、最終的にRW社に勧められたメーカーに入社を決意しました。

ところがいざ入社してみると、RW社から聞いていた話とは全く違う待遇・給与となっており、瞬く間にモチベーションが低下。もっと色々なところから話を聞いて、落ち着いて決めれば良かったなと後悔しています。

③転職活動のタイミングを見極めよう!

結婚後すぐや妊娠したタイミングでの転職活動には、困難が伴うことも。結婚を機に転職する場合は、企業側に「入社後すぐに産休に入ってしまうのでは」との懸念を抱かせないためにも、結婚する1年前に転職するのがおすすめです。

また、育休取得については入社から1年以上経過していることを条件としている企業が多いため、こちらも余裕をもって転職活動を進めるのが理想です。しかし、そうはいってもタイミングをコントロールできないこともありますよね。

その際は、出産の予定等について正直に採用担当者に伝えるとともに、その会社で長期的に働く意思があることをしっかりと伝えておくのが望ましいです。

転職エージェントを利用するメリットとデメリット

私たちは人生の多くの時間を仕事に使います。転職活動とは、まさしく今後の人生のクオリティ・オブ・ライフを大きく左右するといっても過言ではない、一大イベントです。そんな一大イベントを乗り切るにあたって、強力なパートナーとなってくれるのが「転職エージェント」の存在です。

20代女性が転職エージェントを利用するメリット

転職エージェントを利用するメリットを整理すると、以下のとおりです。

メリット転職情報が手に入る
キャリアの棚卸、志望動機を整理できる
非公開求人を紹介してもらえる

転職情報が手に入る
転職エージェントを利用すると、キャリアアドバイザーから企業が求める人材像や、年収UPしやすい人気の業界・職種など、最新の転職情報を教えてもらえます。

その他、いざ求人に応募するとなると書類選考で通過しやすい職務経歴書の書き方や、面接で合格するための対策などもフォローしてくれるため、心強い味方となるでしょう。

キャリアの棚卸、志望動機を整理できる
20代は若く、可能性に溢れています。
自分の強みを活かして転職したいけど、自己分析に自信のない方も多いのではないでしょうか。キャリアアドバイザーに相談すれば、あなたのキャリアを棚卸し、適性診断などを行い、理想の転職先を一緒に考えてくれます。

一人でなんとなく考えるよりも、転職理由や志望動機などを言葉で整理しやすくなるでしょう。

非公開求人を紹介してもらえる
転職エージェントに相談すれば、世には公開されていない、転職エージェントだけが知っている求人を紹介してもらえます。自分では見つけられない求人に応募できるため、メリットといえるでしょう。

20代女性が転職エージェントを利用するデメリット

メリットだけでなく、転職エージェントを利用するデメリット・注意点も紹介します。

デメリット・注意点担当者に当たり外れがある

担当者に当たり外れがある
転職エージェントを利用するデメリット・注意点は、キャリアアドバイザーの質にバラつきがあることにつきます。

大半のキャリアアドバイザーは親身に、求職者目線で相談に乗ってくれます。

しかし、残念なことに、キャリアアドバイザーの中には平気で嘘をつく、悪質な担当者もいます。
自身の営業成績を上げるために押しが強く、嘘の情報を流して離職率が高いブラック企業への転職を勧める人も存在します。

もし条件に合う求人がない、転職するタイミングではないにも関わらず転職を急かされた場合は、きっぱりとその旨を伝え、お断りしましょう。

その他注意点としては、もしあなたが妊娠・出産などに伴う女性ならではのキャリア相談をしたい場合は、エージェント登録時に女性のキャリアアドバイザーを依頼すると無難でしょう。

まとめ|転職エージェントを利用するメリット・デメリット

メリット 転職情報が手に入る
キャリアの棚卸、志望動機を整理できる
非公開求人を紹介してもらえる
デメリット 担当者に当たり外れがある

 

転職エージェントを利用するメリットは大きく、転職エージェントを利用することで転職成功の確率は上がります。

担当者の当たり外れというデメリットを補うために、複数の転職エージェントに登録し、色々なところから幅広く情報を集めるのがおすすめです。

複数のキャリアアドバイザーと直接コミュニケーションをとり、信頼できる担当者を見つけましょう。
また、転職エージェントごとに異なる強みを持っているという点でも複数のエージェントを併用することは得策です。

求人案件数の多さではリクルートエージェント、初心者であれば転職の手引きや面接ノウハウなど丁寧に教えてくれるパソナキャリアや、第二新卒・未経験の正社員就職に強いウズキャリなどを、複数登録することで各々の強みを存分に取り入れることができます。

「転職失敗者の声」を反面教師として、様々な角度から情報を収集し、適切な判断がしやすい環境を整えましょう。

補足|20代女性におすすめの転職エージェント6選

以下に、編集部が胸を張っておすすめできる転職エージェント6社を紹介します。

リクルートエージェント(実績・求人数圧倒的No.1!)

リクルートエージェント

言わずと知れた、転職エージェントの最大手。今すぐの転職を考えていなくとも、転職市場における自身の今の立ち位置や、おすすめの求人を快く紹介してもらえるので、「ちょっと情報収集を」という方にもおすすめ。迷ったら、とりあえずここを登録しておけば、間違いなしです

パソナキャリア(女性に人気の大手エージェント)

パソナキャリア

転職初心者に特におすすめのエージェントです。転職のノウハウから履歴書の書き方、効果的な面接の方法まで、適切に指導してもらえます。初心者の方は、まずここを登録しましょう。

ビズリーチ

ビズリーチ

転職上級者向けのエージェント。企業と直接やり取りができるため、転職経験があり、効率的に転職を進めたい方におすすめのエージェントです。※登録にあたっては審査に通過する必要があります。

type転職エージェント(首都圏中心)

type転職エージェント

20代女性に人気の転職エージェントです。女性のアドバイザーが、転職における女性ならではの悩みに親身になって寄り添い、きめ細やかなサポートを提供します。

dodaエージェント(業界最大級)

doda

利用者満足度ナンバーワンの転職エージェント。きめ細やかなサポートと豊富な求人数に定評があります。こちらも、20代女性に人気の転職エージェントです。

ウズキャリ(第二新卒専門)

uzuz ウズキャリ

キャリアにブランクがある、転職活動が不安といった方におすすめしたいエージェントです。充実したキャリアカウンセリングや、オーダーメイドの面接対策など、きめ細やかなサポートで転職を全力でサポートします。

最後に~転職失敗したものの、会社への働きかけで状況改善を叶えたある女性の話~

さて、この記事では「どうすれば満足のいく転職活動ができるのか」をメインにお伝えしてきましたが、最後に、「転職活動に失敗した」ものの、その後自身の働きかけで現状を変えることに成功したある女性の話をしたいと思います。

彼女は、ある事情からやむを得ず転職活動を行ったのですが、いざ入社してみると給与・残業面において転職前に聞いていた条件とは全く異なる条件を提示されるなど、非常に厳しい事態に直面しました。

しかし、彼女がすごいのは、そこで諦めなかったことです。問題のある上司に当たった際は、会社にそのことをきちんと伝え、また入社前に聞いた話とは全く異なっていた「長時間労働・残業過多」の実態についても、これは不当だと粘り強く主張。最終的には、入社前に聞いていた条件とまではいかなかったものの、昇進・昇給が認められ、また残業時間についても業務の大幅な見直しが入り、彼女の労働環境は著しく改善されました。

現在、残業短縮に伴い自由になった時間を活用して、彼女は元々興味のあった料理の学校に通ったり、開発したレシピをSNSで発信したりして、とても充実した日々を送っています。

もちろん満足のいく転職活動ができることがベストですが、例え望むような結果にならなかったとしても、自暴自棄にならず真摯に今の環境に向き合うことで、少しずつ周りを改善する方法もある。ぜひ、そんなことも頭の片隅に入れておいていただけたらと思います。