20代女性でニート?今すぐ就職すべき理由と具体的な就職方法を解説

新型コロナウイルスの影響により、大学中退者が増加したり、企業の採用数が減少している近年、就業、就学、職業訓練のいずれもしていない「ニート」と呼ばれる人の割合が増加しています
(出典:15~39歳の37人に1人が該当…「ニート」人口比率の推移と現状をさぐる(2021年公開版)(不破雷蔵) – 個人 – Yahoo!ニュース

しかし20代をニートで過ごすことには、さまざまなリスクが伴います。

この記事では、「ニートとして過ごしているけど将来が不安」「どうやったら正社員として就職できるのか分からない」など、現在定職に就いていないものの、将来に対して漠然とした不安を抱えている20代女性に向けて、ニートから正社員として就職する方法について解説していきます。

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ニートがすぐに就職するべき理由

まず、20代女性がニートとして過ごすことにどのようなリスクがあるのかについてご説明していきます。

①年齢が上がるにつれて選択肢が狭まるため

20代のうちであれば、経験や成熟したスキルよりもポテンシャルが重視される「第二新卒」の枠で就職活動が行うことができます。

例えば経理の経験がなくても簿記の資格を持っていたら経理職に採用してもらえたり、事務経験がなくてもパソコンスキルを習得することで事務職に採用してもらえる、ということがあるのです。

しかし、年齢が上がるにつれて求められる経験やスキルのレベルも上がっていくため、どんどん就職の難易度が上がってしまうのです。

特に、求人内容に「3~5年の○○職でのご経験がある方」と記載されている場合が多いので、より条件の良い企業とマッチするためにもできるだけ早いうちに就職活動を開始し、キャリアをスタートさせることをおすすめします

②収入面での不安が大きくなってしまう

多くの場合、金銭面を家族に負担してもらっていることがほとんどだと思いますが、その場合は要注意です。

もし家族が何らかの理由で働けなくなった場合、収入がゼロになってしまうリスクがあるためです。

収入がゼロになってから就職活動を始めたとしても、就職活動の経験が少ないため、すぐに自分にあった就職先を見つけることは非常に難しいです。

また、収入がゼロの状態から就職活動を行うにしても焦りの気持ちからうまくいかないことが多いのです。

窮地に陥ってから行動をするより、安心して動ける今のうちに就職活動を始めておくのがベストと言えるでしょう。

③空白期間が長いほど社会復帰が難しくなる

ニートとして過ごしている期間が長くなればなるほど、社会復帰が厳しくなるというのが現実です。

これには2つの理由があります。

1つ目は、就職する際に職歴に空白の期間があると、その期間の説明をしなければならなくなるためです。

空白期間に対する質問に対してきちんとした理由をもって答えられない場合は、採用側に「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか」とマイナスなイメージを持たれてしまうため、正社員として採用してもらうことが難しくなります。

空白期間が数か月程度であれば、説明がつきやすいと思いますが、空白の期間が長ければ長いほど面接官に納得してもらえる説明がしづらくなってしまうので、なるべく早く就職活動を始めるのが良いと言えます。

2つ目の理由は、気持ちの問題です。

ニートとしての生活は、朝起きる時間を気にしなくてよかったり、満員電車に揺られながら職場に行くということがないため、「このままの生活でいいや」と思ってしまう方もいるかもしれません。

ですがこの生活が長ければ長いほど、ニート生活に安住してしまい、会社員としての生活に戻ることが難しくなってしまいます。

しかし、ニートとして生きていくには限界があります。

家族やパートナーに変化があり、自分が社会復帰しなければならなくなった場合、ニートとして過ごした期間が短いほうが抵抗なく会社員としての生活に戻ることができるのです。

ニートが正社員として就職するメリット

前章でニートはなるべく早いうちに就職した方がよい理由をご紹介しましたが、ニートが就職するにあたって、圧倒的におすすめしたいのが「正社員」としての就職です。

雇用形態にはアルバイトやパート・派遣社員などさまざまな形態がありますが、正社員として就職するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは、筆者がおすすめする「正社員としての就職」について、そのメリットを3つご紹介していきます!

①収入が安定する

正社員は、アルバイトやパート・派遣社員と異なり「雇用が安定している=安定的に収入が得られる」というのが大きな特徴です。

また、企業によっては年に1~2回の賞与を受けられることもあるため、収入面において正社員になることのメリットは非常に大きいと言えます。

また、病気やケガなど突発的な事象で仕事を休むことになったとしても有給休暇を使えるため、「仕事を休んでしまったからその分給料の手取りが減ってしまう」というようなことを考えずに済むのも大きなメリットの1つです。

②社会的な信用が得られる

正社員として就職することで受けられる恩恵の1つに「社会的信用」があります。

ニートの場合、家や車など高価なものを購入するときのローンが通らないことが多いのが事実です。

これは収入が不安定であると判断される、アルバイトやパートでも同様のことが言えます。

しかし、正社員の場合は、雇用が安定しておりその分収入も安定的であるとみなされるため、ローンやクレジットカードの審査などに通りやすくなるのです。

③福利厚生を受けられる

正社員として就職した場合、女性ならではのライフイベント(出産や育児など)においても収入が確保できる福利厚生を受けることも可能です。

アルバイトや派遣社員などの働いた分だけ賃金を受け取る雇用形態の多くは、そのような福利厚生が用意されていないため、このようなライフイベントに備えて正社員としての就職を目指すことも視野に入れてみると良いでしょう。

ニートが就職する方法

この章では、20代ニートの女性が就職するためにはどうしたらいいのか?についてご紹介していきます。

①求人サイトに登録してさまざまな求人情報を見る

まずは、求人サイトにいくつか登録して、どのような求人が出ているのかを見てみましょう。

求人を見ているうちに、自分がどのような業界でどのような職に就きたいのかが明確になってくるはずです。

このとき、あまり条件を絞りすぎないようにするのがポイントです。

理由は2つあります。

1つ目は、より幅広い選択肢で求人を探すことで選択肢の幅が広がり、自分とマッチした求人と出会いやすくなるためです。

はじめのうちに様々な求人を見ることで、自分の興味のある分野や理想の働き方が明確になってくるので、最初は手広くいろいろな求人を見て、条件が明確になってから求人を絞り込んでいく方法が良いでしょう。

2つ目は、難易度を上げすぎないようにするためです。

最初から間口を狭めすぎてしまうと、倍率が高い求人しか残らず、全部不採用となってしまうこともあり得ます。

その結果、自信ややる気を喪失してしまい、せっかく踏みだした就職活動への一歩が無駄になってしまうことになってしまいます。

そのため、最初はいろいろな求人を見て、「これだったら働いてみたい」と思えるような求人をいくつかピックアップする作業から始めてみましょう。

②転職エージェントに登録する

就職を考えたときに、求人への応募や、書類作成、面接対策などを全て一人でこなすことに不安に感じる方は多いと思います。

そんな方は、転職エージェントに登録することをおすすめします。

転職エージェントサービスとは、エージェントがマンツーマンで転職支援をしてくれるサービスです。

ニートが就職するにあたり、転職エージェントに登録するメリットは大きく2つあります。

1つ目のメリットは、自分にぴったりの求人をプロ目線で紹介してくれるということです。

就職活動を始めたばかりのニートにとって、自分にどんな仕事がマッチするのか、どのように仕事を探したら自分に合った求人に出会えるのかが分からない人は多いかと思います。

転職エージェントに登録すると、エージェントからヒアリングを受け、自分にぴったりの求人を紹介してもらうことができます。

また、プロにしか分からない「やめておいたほうが良い求人」を避けて紹介をしてくれるので、エージェントを利用して就職活動をすることは自分に合った良質な求人に出会うための近道であると言えます。

2つ目のメリットは、応募書類の添削や面接の対策をしてもらえることです。

どのように応募書類を作成したらよいのかが分からなかったり、面接に向けてどのような準備をしたら良いのかが分からなくても、エージェントが親身になってアドバイスをしてくれるので、就職活動に不安を抱えているニートでも安心して就職活動を進めていくことができます。

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③就職活動の準備を行う

応募したい企業が決まったら、就職活動の準備を始めましょう。

ここでいう「就職活動の準備」とは、応募したい企業に向けて自分の経歴や長所をアピールする応募書類の作成や面接の準備などを指します。

このほかにも、就職に向けて生活リズムを整えたり、面接を受けるにあたって基本的なマナーを勉強したりするのも大事な準備です。

面接官に仕事を任せられる人材だと判断してもらうために、挨拶や言葉遣いの正しいマナーを習得しておきましょう。

また、面接において職歴の空白期間について必ず質問を受けることになりますので、面接官にネガティブな印象を与えないような説明を事前に考えておくことも必要です。

仕事に対して前向きな姿勢があることが面接官に伝わるように、しっかりと準備しておきましょう。

20代女性ニートからでも目指せる仕事3選

最後に、ニートからでも正社員を目指せる仕事を、職種別に3つごご紹介します。

①営業職

営業職は、仕事を通してコミュニケーション能力や、主体性・積極性、自己管理能力など、社会人として必要なスキルを身に付けることができます。

そのため、営業職の経験があれば、出産や育児などのライフイベントでキャリアが中断したとしても、スキルを活かして復職しやすいため、20代女性が最初にチャレンジしてみる職種としては非常におすすめです。

とはいえ、「営業職はハードルが高いんじゃない…?」と感じられる方もいるかもしれませんか、実はそうではありません。

営業職の求人の多くは、特別な資格が不要であったり、未経験歓迎とされている場合が多いため、むしろ未経験からでもチャレンジしやすい職種なのです。

また、「営業職は厳しい」というイメージを持たれがちですが、「ノルマ一切なし」「残業なし」とされている求人情報も多くあるので、自分に合った求人を見つけてみましょう。

②接客

接客業は、販売やサービスなど人を相手にする仕事で、採用においては特別なスキルが求められることは少なく人柄が重視されます。

そのため、特別な資格はないが「人と接するのが好き」「人の役に立つのが好き」という人にはおすすめの職種です。

企業によっては、将来的に店長になれたり、管理部門に行けたりと、長く真面目に働くことで将来の選択肢の幅を広げていくこともできる場合もあります。

これから幅広くキャリアを歩んでいきたいと考えている20代女性にはおすすめの職種であると言えます。

③介護職

少子高齢化による人手不足が深刻化しており、求人数が急激に増えているのが「介護職」です。

介護職があらかじめ必要とされている求人もありますが、職場によっては介護資格取得の支援制度が整っている箇所も存在します。

資格はないものの介護職に興味があるという方は、このような資格取得の支援制度がある求人を探してみると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ニートからでも正社員として就職するための方法や、未経験でもチャレンジできる求人はたくさんあります。

この記事が、ニートから正社員としての就職を目指している方への後押しとなれば幸いです。

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