【20代】2回目の転職の不安と対策を考える|早期退職を考える

2回目の転職 20代

新卒で就職後、以下のような理由で会社を辞めてしまう方が多くいます。

  • 上司と合わなかった
  • 給料が低い
  • 仕事内容が求めているものと違った
  • 残業が異常に多い

厚生労働省が2020年10月に公表したデータによると、就職3年以内の離職率は大卒者は32.8%(約3人に1人)、高卒者は約40%にのぼり、会社に合わない方が多くいることがわかります。

初就職で居心地が良く、納得して働けるような会社に出会えるほうが珍しく、転職すること自体悪いことではありません。

ただリクナビの調査によると、20代で2回以上転職を経験している人は全体のわずか8%となり、2回目の転職には慎重な人が多いことが分かります。

世間的にも「早期で2回目の転職はNG」という見られ方が強く、これから2回目の転職を控えている方は、本当に多くの不安を抱えていると思います。

本記事では、2回目の転職で抱える不安を言語化することで、”今何をすべきか”と冷静に行動を考えるためのきっかけにしてもらえたらと考えています。

まず20代早期で2回目の転職をする誰もが抱える漠然とした不安や心配事をできるだけ具体的に把握することからはじめましょう。

2回目の早期退職でも、転職はできる

最初に、勇気を与えるポジティブなメッセージを送ります。

2回目の早期退職でも、必ず転職はできます。

というのも20代なら社会人経験がないフリーターやニートでもやる気さえあれば、正社員就職できる世の中だからです。
20代ニートやフリーター向けに正社員就職を支援している「ハタラクティブ」「就職Shop」「ジェイック」などの就職支援サービスが複数存在していることが証明です。

早期で2回目の転職活動に対してネガティブな印象が強いですが、社会人経験があるだけで社会人経験が一切ない彼らよりも有利に転職活動を進められると認識しておきましょう。

2回目の転職で感じる不安とは?

端的に述べると、以下のことで悩んでいると思います。

  • 早期退職して、2回目の転職が上手くいくかどうか不安

早期で2社目を退職するとなると、「既に一度転職している」という事実が転職活動のときに足かせとなり、2回目の転職もまた失敗してしまうんじゃないか、と考え込んでしまうかと思います。

残酷な真実として、早期で何も実績を残さずに退職する場合、2回目の転職活動は1回目の転職活動の時より転職のハードルが上がります。

面接官から早期離職していることでマイナスの評価を貰い、転職活動を優位に進められないのではないか。そんな不安を感じることで本当は転職すべきなのに辞められなかったり、必要以上に悩んでしまったり。

正直に述べると、「どうしようもない問題」です。

それは受け入れるしかありません。すごく酷なことですが、早期離職を2回繰り返していると面接官からは「またすぐ辞めないだろうか?」必ず思われます。

1度目の転職の時以上に強く思われるでしょう。

しかし、これは「事実」です。ここでしっかりと現実を認識してください。

現実が変わらない以上、気持ちを切り替えて転職活動に向かう以外に他はありません。

面接では、必ずなぜ早期退職をしたのかと問われます。必ずです。

では、具体的にどうしたらいいのか?

それは、自己分析を入念に行ったうえ、応募する業界と職種を再考し、職務経歴書をかつてないほどに練り上げ、面接対策も万全を期すことです。

1. 自己分析を入念に行う

最初の転職活動の時に十分な自己分析ができていないがために、2回目の転職活動を行うことになった人が大半です。

自己分析を行う目的は2つ。

①自分の「性格(大切にしている価値観)」「長所短所」「好き嫌い」を客観的に理解すること
②企業選び(≒業界・職種選び)の軸をつくること

自己分析を入念に行うことで自己理解が深まり、言語化できるようになると面接官からの信頼も得られやすくなります。

便利な自己分析ツールとして、「リクナビNEXT」に登録すれば無料で利用できる【グッドポイント診断】はおすすめです。

▼【参考】おすすめの自己分析ツール

グッドポイント診断|自己診断ツールの決定版


公式URL:https://next.rikunabi.com/goodpoint/
リクルート社が開発した、あなたの強み(グッドポイント)を見つけてくれる自己分析ツール。
30分であなたの魅力・強みを客観的に分析してくれます。
質問に答えるだけであなたの強みが判明してくれるので、自己分析の参考になるでしょう。

2. 応募する業界と職種を再度考える

業界と職種

初めに応募する業界と職種を再度考えましょう。

当たり前ですが、この時点でなんとなくの採用確率はつかめるかと思います。

 

人手不足の業界(未経験での転職) > 前職と同じ業務内容(中途採用での転職) > 人材過多の業界(未経験での転職)

 

おおよそ以上のような採用確率になります。

福祉やIT業界は、慢性的人材不足があることから非常に採用されやすい傾向となっています。

介護職の有効求人倍率は、2021年現在で3.3倍、IT業界の有効求人倍率は、約8倍となっています。

つまり、介護職は求職者1人に対して、3つ以上の求人があります。そして、IT業界に至っては求職者1人に対して、8つ以上の求人があることを指します。

これだけを見てもあなたが介護職やIT業界を目指せば、正社員になれる確率は非常に高いことがわかります。

一方、あなたの前職はどの業界でしたか?

参考に、転職エージェントであるDODAの統計を見てみてください。

クリックすると見れます → 「DODAの有効求人倍率レポートはこちら

ここで述べたいことは、最初に目指す業界によってあなたの2回目の転職活動が長引くかどうかぐらいは憶測が付くようになります。

もちろん、そうした慢性的な人材不足を抱えている業界よりも前職と同じ業務内容ならば採用される確率は高くなるでしょう。ただ、それを差し引いても一度転職を経験していることは、大きなマイナスポイントなるでしょう。

それを踏まえたうえで、まず同業他社の会社を目指すのか、最初から未経験可の業界を目指すのか、決めるといいでしょう。

転職は、消耗戦です。

上手くいかないと時間が経過するほどモチベーションは下がり、挫折感が日に日に増してきます。

そうならないよう、最初に可能な限り戦略を立て、これがダメだったらここに行くなど決めておくことで、心の余裕を持つようにしましょう。

3. 職務経歴書を練り上げる、面接対策を十分に行う

職務経歴書

冒頭でもお話したとおり、2回目の転職でも必ず「なぜ早期離職したのか?」と問われます。

この質問に対して、あなたは面接官を納得させるほどの理由を考え、面接の場で話すことができますか?

もしできるのであれば、「リクナビNEXT」や「doda」などで求人検索をして自分のペースで転職活動を行うといいでしょう。

面接対策に少し自信がない方、非公開求人を提案して欲しい方は転職エージェントを利用したほうが転職活動が成功する確率は必ず上がるでしょう。

転職エージェントなら2回目の転職でも、あなたの人柄を理解したうえで企業にあなたを推薦してくれるでしょう。

求人数を重視するなら大手転職エージェントがおすすめですが、転職サポートに手厚い中小のエージェントもおすすめです。

第二新卒や20代転職に強い中小エージェントでは、面接に落ちた理由などもきちんとフィードバックしてくれます。
面接後に振り返りを行い、改善に繋げることで確実に転職成功へと近づけられるメリットがあります。

2回目の転職エージェント利用も問題ない

転職エージェントを1回目の転職活動で利用された方がいるかもしれませんが、2回目の利用も全く問題ありません。

キャリアコンサルタントに今までの経歴を伝え、一緒に戦略を練ってもらいましょう。2回目の利用を断られるケースはないので遠慮せず利用するようにしましょう。

【補足】転職の相談先としておすすめの転職エージェントは?

2回目の転職をすべきかどうか、専門的で客観的なアドバイスが欲しいときは、以下のような転職エージェントに相談してみるのもいいでしょう。

※以下、目的の対象ごとにおすすめのエージェントを紹介しますので、該当するものをタップしてください。

下記、それぞれ紹介します。

①転職すべきかどうか迷っている方

業界最大手の「リクルートエージェント」、転職満足が高い「doda」、若手層に人気の「マイナビAGENT」がおすすめです。

①-1:リクルートエージェント(業界最大手)

リクルートエージェント
求人数&転職支援実績圧倒的No.1のリクルートエージェント。利用するには少し敷居が高いイメージもありますが、専門的なアドバイスをもらえることでしょう。
仕事も少し慣れ、入社半年を過ぎた頃なら登録すると転職アドバイスを受けられると思われます。

 

①-2:doda|国内トップクラスの転職サービス

doda
業界最大級(第2位)の転職サービス。求人検索サイトとしても転職エージェントとしても両方で活用できます。未経験歓迎の公開求人も約3万件と多く閲覧できるので、ぜひチェックしてみましょう。
dodaしか取り扱っていない独占求人もあるため、案件を取りこぼしたくない方は併せて登録しておきたいサービスです。

 

①-3:マイナビエージェント(20代に圧倒的人気)

mynavi-agent
新卒での採用媒体「マイナビ」を利用していた親近感から、20代に最も使われている転職支援サービスです。
大手エージェントの中でも、20代のポテンシャル求人が特に多く、安心して利用できるエージェントといえるでしょう。

 

②転職意思が固く、安心して働ける会社に転職したい方

既に転職意思が固く、確実に安心して働ける会社に転職したい方は「第二新卒エージェントneo」と「就職Shop」が評判良く、おすすすめです。

②-1:第二新卒エージェントneo|ブラック企業排除

第二新卒エージェントneo
第二新卒専門の転職エージェントとしては、最も転職サポート実績のある第二新卒エージェントneo。
新卒入社半年以内のスキルも全くない若手にも優しく対応してくれるため、相談しやすいでしょう。

②-2:ウズキャリ|超手厚い転職サポートがウリ

uzuz ウズキャリ
一人辺り12時間以上の手厚いサポートが受けられるウズキャリ。キャリアカウンセラーも全員同じ20代と親しみやすく、気軽に相談できます。
紹介される企業はベンチャー企業が多いですが、ブラック企業は100%排除してくれています。

②-3:就職Shop|書類選考なしで面接可

就職Shop
リクルートグループの第二新卒に特化した転職エージェント。書類審査無しで転職できるのも特徴的。
全て就職Shopが訪問した企業しか紹介されないため、絶対ブラック企業に就職したくないという方にはおすすめのサービスです。

 

下記記事でも詳しく解説していますので、参考にしてください。

必ずあなたの力になってくれます。

第二新卒におすすめの転職サイト・転職エージェントのランキングを分かりやすくまとめました。第二新卒の方、20代未経験転職をされる方はぜひ参考にしてください。