体育会系とアスリートが就職活動で有利といえる6点を紹介

体育会系 有利

就職活動が解禁する3月上旬ですが、すでに大手企業は学生に内定を出しているところもあります。

そんな中、「体育会系の学生」は普通の文系、理系の学生よりもたくさんの内定をもらいやすいと言われています。

“体育会系出身の人は活躍する”と期待値が高いことも1つ考えられますが、
今回は、体育会系、アスリート出身の学生がなぜ就職活動で有利なのかを深堀り、6点解説していきます。

20代前半で第二新卒として就職を検討している体育会系・アスリートの方にも参考になる内容かと思いますので、ぜひチェックしてみてください!

体育会系とアスリートが就職で有利な6点

主な理由は、以下になります。

  1. ストイックに物事をやり遂げる力
  2. 物事の優先順位や段取りをつける癖が付いている
  3. OB・OGの存在で就職が有利になる
  4. 体育会系の学生だけが使える就活サイトがある
  5. 礼儀正しく、上下関係を重んじる性格
  6. 他人と打ち解けることができるコミュニケーション能力

1. ストイックに物事をやり遂げる力

体育会系が就職に強い理由として、「ストイックに物事をやり遂げる力」がまず挙げられます。

「日本一になる」や「リーグ優勝する」といった具体的な目標に対して、ストイックに物事をやり遂げることができる能力は、間違いなく仕事をする上で役に立ちます。

そして、大学でも競技を行なっている体育会系は、ただ闇雲に練習をしているのではなく、頭でよく考えて練習を行い、目標を一つ一つクリアしていきます。

これを実際の仕事と比較すると、類似点が非常に多く、ポテンシャル採用を行う日本企業にとって最大の魅力となるでしょう。

実際、営業ならばノルマという数字を、採用担当者なら新卒採用、経験者採用の人数という数字を、企業でも必ず見られます。

そうなっと時、どのようなプロセスで仕事ができるようになるのかを考え、それを持続することができる精神力を持ち合わせた学生はやはり他の学生よりも就職で有利になるでしょう。

また、こうしたきつい経験を大げさにいうのではなく、事実ベースで体験談を話せる点も強みだと言えます。

2. 物事の優先順位や段取りをつける癖がついている

体育会系は、忙しい中で学業、スポーツ、恋愛、就活などをこなしています。

こうした環境に身を置くことで普段から何を優先すればいのか、どの順番で物事をこなしていけばいいのかをよく理解しています。

とくに、就職活動の時期にもなると履歴書の作成やスケジュール管理などで多忙になるでしょう。そんな時、彼らは朝から夜までフルに時間を有効活用し、志望企業を絞って就職活動を行います。

こうした経験がむやみやたらに仕事をするのではなく、頭を使いながら効率的に仕事を進めることにつながっていきます。

3. OB・OGの存在で就活が有利になる

「いわゆる強豪校だったため、当時の部長先生のコネが強力」「部室にOBが来て、『○○商事に入りたいやつ』という感じで希望者を募り、部室や居酒屋で面接します。つまり、○○大学体育会○○部は何人という枠があり一般採用とは別ルートで採用されていました」

引用:ダイアモンドオンライン

ダイアモンドオンラインの記事によると、一般採用とは別で体育会系専用の採用ルートが用意されているとのこと。

もちろん全ての大学がこうした特権を持っているとは言えないが、それでも体育会系である最大の強みだと言えます。

また、OB・OG会と称して下級生との交流の場を持つことがあります。こうした場を利用して、コネを作ることで志望動機などに反映させ、書類審査や面接を突破することができるでしょう。

さらに、会社に入社した後、体育会系で培った経験や人脈を活かせることもあります。例えば、取引先に同じ競技をしていた人がいたら容易に打ち解けることができるでしょう。場合によっては、こうしたことがきっかけで長期的な取引先になることも十分あり得ます。

こうした今まで培ったネットワークを活かせるのも体育会系が就活で有利だと言われる要因だと言えます。

4. 体育会系だけが使える就職・転職支援サイトがある

アスリート・体育会系
体育会系しか登録できない就職サイト・転職エージェントサービスがあります。

有名なのは「アスリートエージェント(新卒・第二新卒転職可)」と「スポナビキャリア(第二新卒・20代転職メイン)」。

体育会人材の魅力を理解したキャリアアドバイザーのみが在籍しているため、あなたの魅力を企業に伝える時、非常に心強い味方となってくれます。

また、こうした就職サイトや転職エージェントに体育会系人材を採用したい企業の求人が多く集まるため、「ここで働きたい」と思える案件も多いでしょう。

体育会系・アスリートが一般学生と同じように就職活動をするのは、非常にもったいないです。

例えば、今まで勉強を一生懸命してきた東大生が一般学生と同じ土俵で就職活動を行うのは、努力を無駄にしているケースだと思います。

それと一緒で、スポーツを通して様々なスキルを伸ばしてきた体育会系の学生が一般学生と同じ土俵で就活をする必要はないはずです。

こうした体育会系・アスリート出身者という特別枠を有効活用することで効率的に内定をもらうことができますし、企業とのミスマッチをなくすことができるといえるでしょう。

5. 礼儀正しく、上下関係を重んじる性格

5番目の理由は、「礼儀正しく、上下関係を重んじる性格」だからです。

幼少期から上下関係を学び、挨拶やコミュニケーション能力を磨いている体育会系の学生は、社会に出ても人に気に入られ、すんなりと会社に溶け込むことができるでしょう。

また、会社の色に染まりやすいことや上司の指示を素直に聞ける耳を持っていることも評価につながる大事なポイントだと言えます。

こうした点を面接で出していくことも内定をもらうコツになります。

6. 他人と打ち解けることができるコミュニケーション能力

最後の理由は、「他人と打ち解けることができるコミュニケーション能力」です。

幼少期から団体スポーツをやってきた学生は、何度も周りと意見交換をし、いいプレーをしようと創意工夫してきたでしょう。

こうした経験が人に物を言うとき、傷つけない言い方はないのだろうか、と考えるきっかけを与えてくれます。また、時にはチームメイトと衝突しながら自分の意見をチームに反映させるには、どう物事を伝えればいいのかと考えるでしょう。

この経験は実際に仕事をすることになった際、非常に役に立ちます。なぜなら、コミュニケーションを必要としない仕事などないからです。

営業にしても、事務にしても、プログラマーにしてもコミュニケーション能力が必要です。

どの職種や業種に就こうと幼い頃から培った人間関係を上手に作れるスキルは役立つため、面接ではそのスキルを大いに発揮できるでしょう。

まとめ

以上、体育会系が就職に有利といえる6点を紹介させて頂きました。

ただ、いくら有利だと言っても、運やミスマッチがあれば内定が出ない時もあります。

そのため、慢心せずに少ない時間で就職活動を効率的に進めて、結果を出すことにこだわる必要があります。また、一般の学生とは異なるルートで差を生むことも必要だと言えます。

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