リクナビネクスト(NEXT)の評判・口コミは?ブラック企業リスト334社の求人は掲載されているのか?

リクナビNEXT(ネクスト)はご存知でしょうか?

常時5000件以上の求人が掲載されている転職サイトでは、最大手となる優良求人サイトです。非公開求人も含めると、数万件を超える求人が掲載されており、転職者の心強い味方となっています。リクナビNEXTには様々な機能がありとても便利なのですが、その機能の話に関しては記事の後半でご紹介します。

今回のメインテーマは、「リクナビNEXTにはブラック企業は掲載されていないのか?」としていきます。

というのも、転職サイトは転職エージェントよりも求人の精査に時間をかけることがなく、ブラック企業が紛れる心配があるからです。

では、どのように調べるのか?

調査に当たり、厚生労働省からブラック企業リストとして掲載されている334件を元にリクナビNEXTの求人を精査していきたいと思います。

リクナビネクスト(NEXT)の評判・口コミとは?ブラック企業リスト334社の求人は掲載されているのか?

厚生労働省が発表したブラック企業リスト334件を知らない方のために少し補足説明をします。

厚生労働省は5月10日、長時間労働や賃金不払いなど労働関係法令に違反した疑いで送検された企業などの一覧を作成し、公式サイトで公表した。

2016年10月〜2017年3月の間に送検された334件分の内容をまとめたもので、全国の企業・事業場名や違反内容などが記載されている。2016年12月に社員に違法な長時間労働をさせた疑いで書類送検された、電通の名前もあった。

リストは毎月更新。送検を公表した日から約1年間、公式サイトに掲載される

参考文献:ブラック企業リスト、厚生労働省が334社を発表 ハフィントンポスト

ハフィントンポストにも取り上げられたこのニュースの概要ですが、厚生労働省が「長時間労働や賃金不払いなど労働関係法令に違反した疑いで送検された企業一覧を作成し、公式サイトで公表した」とあります。

そのリストが下記のリストになります。334社すべてを見たい方は「労働基準関係法令違反に係る公表事案」をクリックしてください。

ブラック企業リスト

出典:「労働基準関係法令違反に係る公表事案」

このように334社の事業名が掲載されており、日本では初めての試みとなります。

このブラック企業リストを参考に、リクナビネクストの求人検索で検索をかけてブラック企業は除外されているのか、調べてみたいと思います。

全てのリストを調査するには莫大な時間がかかることから大都市を中心に調査しました。

調査結果は、以下になります。

リクナビNEXT(ネクスト)でブラック企業リストを調査した結果、、、、、

~結論~

東京都・大阪府のブラック企業リスト40件は、リクナビネクストに掲載されていない

   東京都、大阪府のブラック企業リスト40件をリクナビ検索で調査
企業・事業場名称所在地リクナビネクストへの掲載:○があり、×がなし
(株)グルメデリカ東京都調布市×
鈴木板金工業(株)東京都墨田区×
(有)高井商事東京都江戸川区×
(株)日本ガストロノミー 研究所東京都渋谷区×
(株)電通東京都港区×
(株)伸光舎東京都八王子市× 
(株)博仙東京都中野区× 
(株)丸建興業東京都杉並区× 
ヤマトオートワークス (株) 西東京工場東京都昭島市× 
STAR ROCK CO MPANY(株)東京都町田市× 
(有)相川東京都江東区× 
(有)スカイ物流東京都東村山市× 
ホームテクト(株)東京都町田市×
(株)DABOジャパン大阪府大阪市中 央区× 
(株)コノミヤ大阪府大阪市鶴 見区× 
井口運輸(株) 摂津事業 所大阪府大阪市東 淀川区× 
三交商会大阪府大阪市西 成区× 
光陽工業(株)大阪府大東市× 
大豊製罐(株)大阪府豊中市× 
(有)ミツトヨ製作所大阪府大東市× 
(株)翔慶大阪府門真市× 
(有)ヒデル機工 新関西 製鐵構内大阪府堺市堺区× 
(株)福村大阪府岸和田市× 
(一社)地域活動支援セン ター さくら福祉会大阪府東大阪市× 
大日建設(株)大阪府吹田市× 
(株)日進工業大阪府大阪市生 野区× 
(株)山並工務店大阪府箕面市× 
岸和田製鋼(株)大阪府岸和田市× 
(株)三木組大阪府大阪市淀 川区× 
Winson(株) あベ のダイナー大阪府大阪市阿 倍野区× 
(株)パルスアンドデシベ ルス大阪府大阪市西 区× 
卜キハマエキスプレス (株)大阪府泉南郡熊 取町× 
朝比奈建材(株)大阪府和泉市× 
(株)中山石渠大阪府豊中市× 
(株)太陽製作所大阪府大阪市平 野区× 
(有)神農物流大阪府東大阪市× 
(株)熊五郎大阪府大阪市北 区× 
N・G・U(株) BIZ E梅田大阪府大阪市中 央区× 
(株)電通 関西支社大阪府大阪市北 区× 
華福貿易(株)大阪府和泉市× 
(有)YAMATO大阪府堺市西区× 

出典:「労働基準関係法令違反に係る公表事案」

考察:リクナビネクストはブラック企業を振るいにかけている

すでにご存じのとおり、ブラック企業は年間をとおして慢性的な人材不足の状況にあるのが一般的です。

そうした企業がリクナビネクストに求人を出していないとすると、リクナビが求人の精査をいていると考えていいでしょう。

おそらく、ハローワークなどにはそうした精査する基準が確立していないことから多くのブラック企業の求人が掲載されている可能性が高いと言えます。

一方、転職サイトや転職エージェントはプロのキャリアカウンセラーや営業の方が求人を精査しているため、安心して企業選びができるでしょう。

以上がリクナビネクストのブラック企業調査でした。

下記では、リクナビネクストの評判や機能面について掘り下げていきます。

リクナビネクストの評判と口コミ、機能面を徹底解説

リクナビネクストの特徴を箇条書きにしました。

  • 圧倒的な求人数
  • 独自案件の多さ
  • スカウト機能
  • 転職決定数の多さ

以下、一つずつ見ていきましょう。

圧倒的な求人数の多さ

上記画像にもありますが、常時5000件以上の求人、毎週1000件以上の新着求人が更新されているのがリクナビネクスト最大のメリットです。

初めての転職を成功させるためには、どれだけご自身にあった求人を選ぶのかが非常に大事になってきます。

そんな中、選択肢が多いに越したことはありません。

求人数が多ければ、多いほどあなたに合う会社に出会える確率が上がることを意味していることから求人数が多い転職サイトを使うことは、転職を成功させる上で欠かせない要素となります。

そういった意味でも各業界の有効求人倍率を実際の求人を見て判断できるため、登録しておいて損はないと言えます。

独自案件の多さ

 

2つ目の特徴は、85%がリクナビネクストでしか出会えない限定求人だということです。

採用企業はよく採用の窓口を広げようと、利用する転職サイト・転職エージェントを複数にしますが、その点リクナビネクストではリクナビネクストでしか見られない限定求人が85%もあります。

転職サイトはハローワークや転職エージェントとは異なり、求人を掲載し始めると広告料が10万円以上かかります。

こうした費用を払ってでもリクナビネクストのみを利用したいというリクルートへの信頼の厚さが伺える数値でしょう。

スカウト機能

転職サイトというと、自分で求人を検索し、気に入った求人があるとWEB上にアップしていた履歴書や職務経歴書を採用企業に送り、書類選考が通過すると面接に進めるようになっています。

それが、リクナビネクストでは採用企業側から求職者であるあなたに「面接しませんか?」というスカウトが届きます。

この機能を「スカウト機能」呼び、非常に便利な機能だと言えます。

具体的には、スカウト機能を受ける際、以下の準備をしなくてはいけません。

  • 名前などのプロフィール
  • 最終学歴や資格
  • 職務経歴書や自己PR
  • キャリアプランや年収、勤務地、役職などの希望条件

などなど、ご自身の経歴や転職をするにあたっての情報を詳細に記載し、採用企業に公開する必要があります。

 

スカウトにも種類があり、以下の項目で説明していきます。

オファーの種類(スカウト機能)

  • オープンオファー(条件マッチ時に求人や説明会の案内が送られてくるオファー)
  • 興味通知オファー(企業があなたに興味を持っていることを知らせるオファー)
  • プライベートオファー(レジュメに目を通した上で面接・面談が申し込まれるオファー)

以上の三種類が存在しています。

詳細は下記の図をご覧ください。

3種類のオファーの特徴
プライベートオファー興味通知オファーオープンオファー
受け取れる情報個別の面談・もしくは面談の申し込み
「お会いしませんか?」
「あなたに興味があります。あなたは弊社のこの求人に興味がありますか?」求人や説明会の案内「求人をみてください」「説明会に参加しませんか?」
あなたのアクション面接もしくは面談希望」もしくは
「面接もしくは面談辞退」を返信
「興味がある」を返信「応募」「説明会申し込み」

出典:「リクナビネクスト3種類のオファー

上記のオファーの中でお得なオファーなのが「プライベートオファー」です。

選考書類を省略して個別の面接、もしくは面談へと進むことができるからです。

もちろん、条件が合わない場合はキャンセルすることができます。

ただし、勘違いして頂きたくないのが「オファー」だからと言って「しょうがないから面接、面談を受けに来てやったよ」と横柄な態度をとらないことです。

あなたの実績や経歴を見てプライベートオファーを送っていることは間違いないですが、だからと言ってこの時点で採用が確約されているわけでは決してありません。

以前、プライベートオファーを出した人事担当者が「そうした態度で勘違いをしていて驚いた」と話しているのを聞きました。

プライベートオファーは、内定を確約したものではないとうことを忘れないでください。

オファーの効果的な使い方(スカウトレポートとの併用)

 

スカウトレポート

オファーを効果的に使うには、上記で記載したレジュメをしっかりと書くことも大事ですが、同時に「スカウトレポート」を使うことでご自身の市場価値を客観的に知ることができます。

このスカウトレポートを利用することで以下のことが可視化されます。

  • あなたのレジュメが企業に閲覧された回数がわかる
  • スキルや経験、経歴がどの程度注目されているかわかる
  • 登録者全体の中でのスカウトランキングがわかる

このような相対的な評価を数値で理解できることからあなたの市場価値を客観視することができます。

転職回数や同業他社とのやり取りがないとなかなかご自身の価値を知ることはないかと思います。そうなると、完全に井の中の蛙となり、転職する子ことが怖くなり一生ご自身を低く評価してしまうでしょう。

上司に「お前はこの会社でしかやっていけないぞ」とホラを吹かれた際に、「いや、リクナビネクストのスカウトレポートで多くの企業から結構評価されてるんですよ」なんて言えたらいいですよね。

ご自身の価値を再発見するためにもぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

予想外のオファーで考えもしなかったキャリアが開けることも、、、

スカウトレポート

公式サイトでもオファーのメリットを語っているのですが、その中の一つが上記の画像にもある「予想外の会社からのオファー」です。

転職するとなると、ご自身が知っている職種・業界しか見えていないので知らない仕事をするなんてことは想像もつかないと思います。

ただ、スカウト機能を利用することで採用企業から連絡をいただけることで「今まで考えもしなかったキャリア」を歩める可能性は上がるでしょう。

これがハローワークや転職エージェントだと企業側からの提案はなく、キャリアアドバイザーからの提案だけとなりますが、それだと視野は狭くなりがちでしょう。

そういった意味でもレジュメをキチンと完成させておく必要があります。

なにより、採用企業から連絡を貰えるので楽だと言えるでしょう。

転職決定数ナンバーワン

転職決定数

最後にお伝えしたい特徴は、転職決定数です。

上記の画像は、転職サイト経由で転職を決定された人のうち、45.8%がリクナビネクストを使って転職成功をされたデータになります。

リクナビネクストを利用された二人に一人が転職を成功させていると考えるとかなり驚異的な数字であることがわかると思います。

もちろん、ご自身の転職を成功させる気持ちが大切となるのは前提ですが、面接対策を行っている転職エージェントと組み合わせることで転職を成功させる武器になることは確実だと言えます。

以上がリクナビネクストの評判、口コミ、ブラック企業調査でした。

第二新卒の転職を成功させるコツは、転職サイトと転職エージェントを複数登録して利用するところにあります。ぜひ、この機会を利用して複数利用を心がけてください。

下記には、参考になる記事を置いておくのでぜひ見てください。

第二新卒におすすめの転職サイト・転職エージェントのランキングを分かりやすくまとめました。第二新卒の方、20代未経験転職をされる方はぜひ参考にしてください。