第二新卒は正社員就職しよう|契約社員や派遣など非正規雇用がダメな理由

第二新卒は正社員就職しよう

今、日本では非正規雇用で働く方が増えています。2017年1月の調査では労働者の35%以上が非正規雇用で働いていて社会問題として取り上げられています。

求人も多く時間もフレキシブルなので働きやすいイメージもありますが、非正規雇用は正社員に比べると損をすることになります。

非正規雇用で働くのはなぜダメなのか20代前半の求職者の場合を例にとって考えてみましょう。

非正規雇用はなぜダメなのか?

一口に非正規雇用とくくってもアルバイトやパート、契約社員、派遣社員などがあり様々な条件で雇用されます。

なぜ選んではダメなのか正社員とそれぞれ比較して考えてみましょう。

アルバイト・パートのデメリット

企業と個人が直接契約する点は正社員と同じですが、雇用期間が決められていて、給料は基本的に時給制です。

時給制は休業日や月の日数が少ないとその分給料が変動します。

仕事内容も、長く働くほど正社員と同等の扱いをされながら給料額が低かったり損をするパターンも多いです。

ワーキングプアと呼ばれる働いているのに賃金が低く貧困な生活をしている層はこのアルバイトやパートに多いです。

契約社員のデメリット

契約社員も企業と個人が直接契約する点は正社員と同じですが、正社員と違い雇用期間が決められています。

正社員と同じ仕事をさせられることが多いにもかかわらず昇給することはほぼなく、長期的に見ると給料額に差が出ます。

また契約社員は「正社員が欲しいけど給料高いし解雇しにくい」といった場合に求人されることが多いので、必要なくなれば契約期間終了とともに容赦なく切り捨てられる対象となります。

派遣社員のデメリット

派遣社員は人材派遣会社と契約して企業へ派遣されて働く雇用形態です。

仕事探しが楽というメリットはありますが、企業は末端の仕事をしてくれる使い捨てが欲しいので必要なくなれば簡単に切り捨てられます。

条件を満たせば人材派遣会社の社会保険には加入できますが、社会保険は前年の収入で支払額が変わるので翌年収入が減れば負担が増えることになります。

景気によって企業からの需要が変わる上に、いい求人は派遣社員同士で仕事の取り合いになるので倍率が高く、安定性は皆無と言ってもいいでしょう。

非正規雇用に襲い掛かる恐ろしい未来

上記のように契約の面でデメリットもありますが、非正規雇用にはそれ以外にも恐ろしいリスクをはらんでいるのです。

長く非正規として働いた場合に考えられる最悪のシナリオを考えてみましょう。

老後の不安

非正規労働者は経済的理由から結婚を敬遠することが多いです。

ある統計では20~30代の若い非正規労働者の結婚率は6.7%で、正社員に比べ大きく下回ります。

愛する人と添い遂げられない悲劇、なんてロミオとジュリエットのような事は言いませんが、何より心配なのが老後です。

低賃金で貯金を十分にする余裕もなく、婚期を逃せば子供に頼ることもできません。

また給与額が低いため年金受取額も低くなるので、働いているときも質素な生活をした上に定年後までジリ貧の生活を強いられる人生になりうるのです。

非正規雇用自体の需要の低下

最近は景気が回復しつつありますが、いつまた景気が悪化するかわかりません。そうなったとき真っ先に切り捨てられるのが非正規労働者です。

非正規雇用は契約期間が決まっているので、契約満了した時点で更新しなければリスクなく切ることができるからです。

今も一部の企業で採用されているAIやシステムによる人手不足解消が進んでも同じ状況が危惧されます。

「非正規も5年で正社員になれる」はウソ

2013年に労働基準法が改定され、5年続けて一つの企業で働けば労働者は企業に対して無期雇用契約への変更を希望できるようになりました。

メディアでもよく「非正規でも5年働けば正社員になれる」と取り扱われたので、これをよりどころに非正規雇用になろうとする人も多くなりました。

が、これはまったくのウソであると言えます。実際に正社員にしてくれる企業もあるかもしれませんが、この法律のどこにも正社員にしなければならないとは書いていません。

つまり希望しても「じゃあ無期限で働いてね(中身非正規と同じだけど)」という契約でも法律上はOKなのです。

しかも非正規雇用は契約期間は企業に決める権利があるので、たとえば半年毎の更新で9回更新して4年半働いた時点で契約を更新しなくても問題ありません。

こういった観点から、施行から5年たった2018年に大量の失業者が出るのではと危惧する専門家もいます。

若者がいまこそ非正規雇用ではなく正社員で働くべき3つの理由

正社員にもデメリットはあります。何と言っても大手への就職率は低く、ブラック企業がのさばっていることです。

そのリスクを考えてもいまこそ正社員になるべき理由が3つあるのでそれぞれ考えてみましょう。

安定性が抜群

正社員の最大の魅力は長期的な安定性にあります。特に若者は定年まで長い年月働かなければならないので安定性は特に重要です。

正社員は非常に解雇されにくいといえます。労働契約法において解雇は、「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合のみ」と定められています。

つまりわざと会社に損失を出したり、相当バカなことをやらなければ解雇はできないようになっているので、不況や需要が減っても職を失う確率は非正規雇用に比べてかなり低いのです。

福利厚生が充実している

企業は人材を流出させないために様々なサポートを労働者にしてくれます。

たとえば交通費は、実は法律上渡さなくてもいいお金です。交通費を出すのがどこも当たり前になっているので非正規社員にも仕方なく出しているだけなのです。

非正規に比べ正社員は自社のノウハウを持っているので、ライバル会社などへの移籍を防ぐために交通費以外にも様々な福利厚生が用意されています。

結婚出産した場合の祝い金、社宅が用意されていたり住宅費が補助される場合もあり、自社に付加価値を与えて人材流出を食い止めようとしています。

第二新卒を企業は求めている

今は有効求人倍率が毎月のように上がっていっています。これは人手不足が深刻化しているからに他なりません。

正社員の場合、教育にも人件費がかかり昇進して会社の中心になることが期待されるので長く働ける若手が優遇される傾向にあります。

とくに今は第二新卒と言われるある程度社会経験を持った20代前半の人材を各企業取り合うように採用しています。ある程度の社会経験があれば教育にかかる時間と人件費を削ることができるからです。

これが若者は積極的に正社員を狙うべきもっとも大きな理由と言えます。

まとめ

今の二十代前半の若い求職者は学生のころから不景気だ就職氷河期だと言われ続け、洗脳的に正社員にはなりにくいんだと思い込んでいることが多いです。

しかし今は近年まれに見る人手不足で、各社正社員で雇うリスクを飲み込んでまで人材確保のために求人を出しています。

非正規雇用で働いてこの好機を逃さず、正社員の道を目指してみることを強くお勧めします。