初めて転職をされる第二新卒者にとって、転職全般の知識や志望動機、退職理由は気になるところだと思います。
また、「そもそも自分は転職すべきなのだろうか」と悩むかもしれません。
そこで、今回の記事では「第二新卒の転職全般に関わる本」を4冊紹介していきます。
ぜひ、気に入るものがあれば、アマゾンの書評やメルカリ、実際に書店に赴いて読んでみてください。
転職の基本や転職理由、二回目の職選びにも役立つ本なら「既卒、フリーター、第二新卒の就活 はじめの一歩」
ウズキャリ(UZUZ)で知られる株式会社ウズウズの副社長である「岡本啓毅」さんが出版した書籍です。
一見すると、既卒やフリーター向けのタイトルかと思われますが、中身はフリーター、既卒、第二新卒の方を対象としています。
肝心の本の内容はというと、以下のことがまとめられていておすすめです。
面接で第二新卒が気を付けるべき点が知れる
本の中では、長年の人材紹介会社の経験をフルに活かして具体的な面接での振る舞い方や退職理由を注意点から教えてくれます。
例えば、以下ような場面で具体的な退職理由の例題をいくつも挙げています。
- 新規の営業から既存の営業へと転職するケース
- 営業が嫌で退職して別の職種へと挑戦するケース
- 労働時間が長くて退職するケース
- 体を壊して退職した人の面接での回答ケース
こうしたケース別の退職理由を約300文字に渡って岡本社長が考えるベストな回答を教えてくれます。
おそらく、このようなケースを見て「私もどのように回答するのかわからないから知りたい」と思った方は多いはずです。
このように、第二新卒で退職するよくあるケースを事例として使っていることからとても読みやすく、実際の面接でも参考になるような例文がたくさん書かれています。
当サイトでも第二新卒向けのケース別転職理由を岡本社長の本を参考にしながら書いた記事がございますので、よろしければ下記のリンクからご覧ください。
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面接でアピールすべきポイントが知れる
新卒での就活と第二新卒での転職は別モノです。
そして、全く異なるからこそアピールすべき点もよく見られてしまいます。
そこで、本の中では面接でアピールするポイントの一つとして、「モチベーションの高さ」を挙げています。
その中でも「応募職種」への理解という点をしっかりと話せるようにした方がよいと述べており、第二新卒の状況別に具体的な例文があります。
- 営業職を志望しているケース
- 技術職を志望しているケース
- 仕事に直結する資格を勉強しているケース
- 希望職種に近い仕事を体験しているケース
- 仕事を詳しく知るために情報収集しているケース
こうした応募職種への理解を示すためのケースも退職理由と同じように詳しく書かれています。
上記のモチベーション以外にもアピールすべき点として、二つ紹介しているのでぜひ手に取って読んでみてください。
第二新卒が使える就職支援サービスが知れる
本の中では、第二新卒の方が利用できる就職天将支援サービスを紹介しています。
- 公的就活支援サービス
- キャリアセンター
- 求人広告
- 人材紹介会社
以上の4つが第二新卒が利用できるサービスとして紹介されており、中でも人材紹介会社を利用することで選考書類の通過率が3割以上アップすることも述べられています。
人材紹介会社とは、転職エージェントのことを指します。ウズキャリ(ウズウズカレッジ)も人材紹介会社に分類され、利用者は完全無料で履歴書添削や面接対策が受けられるサービスを提供しています。
詳しくは、下記の記事を参考にしながら転職エージェントと転職サイトの違いや第二新卒特化型転職エージェントに関して読んでみてください。
まとめと目次
タイトル:「既卒、フリーター、第二新卒の就活 はじめの一歩」
~目次~
- 意外と知られていない、既卒、フリーター、第二新卒の就活の基本
- 面接で大切な3つのポイント
- 世の中にはいろいろな仕事がある。まずはどんな選択肢があるのか知ろう
- 既卒・第二新卒が使える就活支援サービスを知ろう
- 人材紹介サービスの使い方を知ろう
- 働くことが不安な方へ
この本は、転職活動を具体的にどうしていけばいいのか迷っている方におすすめです。
初めての転職活動はとても不安ですが、そうしたメンタル面の対処方法にも触れられているので第二新卒の方には参考になるでしょう。
よろしければ手に取って読んでみてください。
全20代ビジネスパーソンにおすすめ、転職の思考法が分かる「転職の思考法」
ワンキャリア取締役の北野唯我さんが執筆された2018年出版の「転職の思考法」です。
戦略的にキャリアを考えるエッセンスが詰まった一冊で、若い20代、第二新卒者は必読書です。
今の職場で働き続けることに悩む主人公に寄り添った物語形式のストーリーで、大変読みやすく作られています。
戦略的にキャリアを考えられるようになる
- 働くべき業界は?
- 20代は「専門性」、30代以降は「経験」、40代以降は「人脈」をとるべき理由とは?
- マーケットバリュー(市場価値)の考え方は?
- 福利厚生よりも会社の成長性や経験・専門性をとるべき理由とは?
- 業績がいい会社≠転職先として良い会社ではない理由とは?
- 中卒で入るべき会社の特徴・見極め方は?
- 良い転職エージェントの見極め方は?
- 好きなこと、やりたいことが見つからない人はこう考えろ
など仕事をしている者なら必ず一度は経験するキャリアの悩みに対して、本書では明快に回答してくれています。
中古本なら300円ほどで購入できますし、kindleでもダウンロード可能ですので、必ずチェックしておきましょう。
志望動機と第二新新卒特有の質問のコツを知りたいなら「第2新卒の『転職力』」
博報堂を経て、就職コンサルタントになった「福島直樹」さんの本が「第2新卒の『転職力』」です。
こちらは第二新卒だけの特化本となっています。
本の内容は、以下の通り、非常に参考になります。
第二新卒が役立つ志望動機が知れる
本の中では、転職志望者が考えた志望動機に対して福島さんなりの添削を行っています。
転職志望者が書いた文に対して、この場合はこのように書いた方がいい、であったりこの部分が面接官を納得させるといったポイントポイントでのアドバイスが非常にわかりやすいです。
志望動機が思いつかない方は、読んでみる価値がある本となっています。
面接での質問の回答が知れる
第二新卒での転職となると、必ず言っていいほどされる質問があります。
そうした質問に対して、ベストな回答をいくつか例文として紹介している点がわかりやすくなっています。
具体的には、以下のような質問を挙げていました。
- 退職理由を教えてください。
- なぜすでに会社を辞めたしまっているのですか?
- 履歴書に空白期間がありますが、どうしていましたか?
- 転職回数が多いようですがどうしてですか?
- あなたの長所、短所を教えてください。
- 年収や月給について希望を教えてください。
- 転勤、残業、休日出勤がありますが、大丈夫ですか?
- PCスキルはどの程度ですか?
- いつから出社可能ですか?
他にもこうした質問を10個ほど挙げており、それに対する回答に根拠を示しながら解説しています。
おそらく、これを見た方はかなり心当たりあるかと思いますが、答えづらい質問をされるのでこうした回答があるとかなり参考になります。
質問が被ることが多い、第二新卒での転職では模範解答を用意することも重要です。
そんなとき、非常に役立つ本だと思います。
まとめと目次
タイトル「第2新卒の『転職力』」
~目次~
- 第1章 転職環境を理解する
- 第2章 会社選びの基礎知識
- 第3章 自己分析
- 第4章 履歴書、職務経歴書、自己PR文の書き方
- 第5章 面接突破法
- 第6章 内定から入社まで
この本は、一冊目よりも具体的に第2新卒が転職を成功させる方法が記された本となっています。
志望動機や質問への模範解答を求めている方は、ぜひ手に取って読んでみてください。
働き方に悩んでいる方が読むなら「『週4時間』だけ働く」
投資家として有名なティモシー・フェリスというアメリカ人が週4時間だけ働いてニューリッチへのなり方を記した本です。
世界35か国で出版され1300万部を突破したこの本は、以下のことを学べます。
いかに働かずにお金を稼いでいくか、その方法論を学べる
社会に出て、こんな厳しい社会人生活があと40年続くのかと絶望している人も多いはずです。
むしろ、現在の若者の寿命は少しつづ伸びており、年金制度はとっくに破綻していることを考えると死ぬまで働くことになるかもしれません。
そんな生活を嫌な人におすすめしたのがこの「『週4時間』だけ働く」です。
本の中では、自動化を(業務委託)することで週4時間を実現している事例をいくつも紹介しています。
例えば、ビジネスをしている個人事業主が業務委託をしてゆとりある生活を送ったり、サラリーマンが実績を出すことで週数時間のリモートワークを実現させる様子が書かれています。
つまり、日本社会においてのデフォルトである週40時間以上を根本的に覆す方法論を提唱しています。
このような本に若いうちに出会うことは、自身の”本当”の幸せを考えるきっかけになる本であるとともに、経験や実績が何もない20代の視野を一気に広めるのに効果的だと言えます。
自分の限界を突破させてくれる力強い言葉たち
この本は、新しいキャリアを歩むときや、人が無理だという道を歩むとき、とてつもなく力強い言葉をあなたに投げかけてくれます。
「無理だ」と自分で決めつけている人にとって、この本があなたにもたらすことは何もないかもしれませんが、少しでも自分の可能性を信じて人生を切り開いていきたい、改善していきたいと考えるのであれば、最強の一冊となります。
ここでは多くを語りませんが、これから先の人生を大きく変えていきたい人は、手に取るべき本ですし、自分を心底変えたいと考えている人ほど630ページほどあるこの本にのめり込んでいくこと間違いなしだと言えます。
まとめと目次
タイトル「『週4時間』だけ働く」
~目次~
- 知っておいてほしいこと
- 定義(Definition)の「D」
- 捨てる(Elimination)の「E」
- 自動化(Automation)の「A」
- 解放(Liberation)の「L」
- 言い忘れていた、大切なこと
この本は、働き方を根本的に変えてゆとりある生活をしていきたい人におすすめできる良書です。
キャリアについて真剣に考える第二新卒だからこそこうした働き方に関する本をよく読んで寿命100年時代を生き抜いてほしいと考えています。
まとめ
以上、第二新卒の転職に役立つおすすめの本を4冊紹介させて頂きました。
もし読者以外の方法で第二新卒の転職を学びたい、最新の生きた情報を知りたいという方は、第二新卒特化型のエージェントに直接話を聞いてみるのもいいでしょう。
あなたのご希望に合わせてリアルな第二新卒の転職ノウハウ、おすすめの転職業界なども教えてくれると思います。
ご参考までに以下、全て無料で利用できる、第二新卒特化型の転職エージェントを3つ紹介しました。
①ウズキャリ(UZUZ)【1名あたり20時間の徹底サポート】
<公式HP:https://daini2.co.jp/>
ウズキャリは、転職サポートが1名あたり平均20時間以上と過保護レベルで手厚いエージェントです。また、キャリアコンサルタントが全員20代で対等な立場で話ができる点も特徴的です。
せっかく転職するなら同世代の気持ちが分かる担当者にみっちりサポートして欲しいという方におすすめのサービスと言えるでしょう。
②第二新卒エージェントneo【実績多・大手安心】
<公式HP:https://www.daini-agent.jp>
ブラック企業を排除した求人のみを受けたい方におすすめするのが「第二新卒エージェントneo」です。
営業担当が実際に企業訪問し、「社会保険が無い」「離職率が高い」「若手を育てる環境がない」などの企業は全て紹介しないよう除外しているため、安心して登録できます。
③いい就職ドットコム【登録者20万人 ※退職相談も可】
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